開発環境:Windows10/VisualStudio2015
通常、Windowsフォームでマウスカーソルを変更する場合には、
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this.Cursor = Cursors.Arrow; |
このようなコードで変更できますが、これでは標準のマウスカーソル以外には変更できません。
そこで、自作のマウスカーソルを作成し、それを使用する方法をご紹介します。
自作マウスカーソルを作成する
マウスカーソルファイル(拡張子.cur)を作成します。
curファイルは、フリーソフトなどでも作成できます。
ブラウザで動作するWEBアプリもあるようですね。
今回は、プチモンテ様が無償で公開されておりますカーソルエディタ Web CursorEditorを使用して作成してみました!!
今回は、このようなcurファイルを作成してみました。
自作マウスカーソルをリソースファイルに登録する
作成したマウスカーソルを絶対パスの任意のフォルダに置いて、そのファイルをリンクして使用する方法もありますが、実行環境に左右されてしまいますので、ここではリソースに登録して使用します。
VisualStudioの「ソリューションエクスプローラー」の「プロジェクト名(ここではCurTest)」を右クリックし、「追加」→「既存の項目」をクリックします。
ファイル選択画面が開きますので、作成した「curファイル」を選択し、「追加」をクリックすると、プロジェクトにcurファイルが追加されます。
追加されたcurファイルを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
プロパティの「詳細」の「ビルドアクション」を「埋め込みリソース」に変更します。
リソースのマウスカーソルを使用する
以下のようなコードを変更したい画面に入力します。
ここではフォーム全体のカーソルを変更するので、Form1_Loadイベントに記載しています。
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private void Form1_Load(object sender, EventArgs e) { System.Reflection.Assembly asm = System.Reflection.Assembly.GetExecutingAssembly(); Cursor myCursor = new Cursor(asm.GetManifestResourceStream(asm.GetName().Name + ".sample.cur")); this.Cursor = myCursor; } |
実行すると、無事にフォーム内でマウスカーソルが変更されました!!
熊本県熊本市東区健軍にてソフトウェア開発を行っています!お気軽にお問い合わせください!